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【新事実】認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

最終更新日:2023年11月19日
認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!
低酸素トレーニングジム SOLERA
監修者

【資格】睡眠栄養アドバイザー
【経歴】アメリカンフットボールのトップリーグであるXリーグで活躍。引退後は世界最大の外資系医療機器メーカーに入社し、脊椎疾患に関わる手術サポートの仕事に従事。治療の最前線での経験とスポーツ経験を活かし、人々の健康寿命延伸を目的に2022年夏に京都・四条烏丸に「高地トレーニングスタジオSOLERA」を開業。人々の健康で充実した人生をサポートするため科学的根拠に基づいた情報を提供している。

認知症という言葉を聞くと、多くの人が自然に年齢を思い浮かべるかもしれません。

しかし、最近の研究によると、アルツハイマー型認知症の最大の原因は「運動不足」であるとされています。

欧米の研究では、運動を行わない生活が認知機能の低下と直結していることが示されており、「認知症対策」としての運動の重要性が浮き彫りになっています。

本記事では、「認知症予防」における日常の運動の重要性を探り、身近な活動がいかにして記憶力の改善につながるかを解説します。


運動不足が認知症のリスクを高める

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

運動不足が認知症のリスクを高めるメカニズム

運動不足が認知症のリスクを高める主な理由は、身体活動が不足することで脳への血流が減少し、十分な酸素や栄養素が脳に届かなくなることにあります。

この結果、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れ、重要な脳神経栄養因子(BDNF)の生成も低下します。BDNFは、脳の神経細胞の成長と機能の維持に不可欠です。

なんだか難しい言葉が出てくると読むのが嫌になりますよね。。

とにかく、運動をすることで脳の血流と神経機能が促進され、認知症のリスクを減らすことが可能になります。なので適度な運動は、脳の健康を維持し、認知症予防に効果的といわれています!

研究に基づく証拠

フィンランド・ヘルシンキ大学のMika Kivimaki氏らは、身体活動不足が認知症、特にアルツハイマー型認知症のリスク要因となるかどうかを調査しました。(*1)

その結果で特に注目すべき点としては、認知症が始まる前の段階(発症の10年以内)では、運動不足は認知症のリスクを高めるとされています。

しかし、認知症発症の10年以上前に運動量を評価した場合、運動不足が認知症リスクに与える影響は見られませんでした。


(*1)参考文献:Physical inactivity, cardiometabolic disease, and risk of dementia: an individual-participant meta-analysis


生活習慣病と認知症の関係

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

運動不足に関連して、生活習慣病についても認知症と密接に関連しています。

肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、脳血流の低下や血管損傷を引き起こすことがあり、これが認知機能の低下につながります。

特に、糖尿病はインスリン抵抗性を高め、これがアルツハイマー型認知症における神経細胞の損傷に影響を及ぼす(*2)と考えられています。

また、高血圧は脳の血管にダメージを与え、血管性認知症のリスクを増加させます。

生活習慣病の適切な管理と健康的なライフスタイルは、認知症予防の鍵となり得ます。

健康な食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理などを通じて、認知症のリスクを減らすことができるのです。


(*2)参考資料:2型糖尿病におけるインスリン抵抗性がアルツハイマー病脳のアミロイド蓄積を促進するメカニズムを解明(日本医療研究開発機構)


歩くことだけでも記憶力が向上する

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

私たちの日常生活には、健康を維持し、生活の質を向上させるための多くのシンプルな方法が存在します。

その中でも特に注目されているのが、歩くことによる健康効果です。

特に記憶力向上に関してはいくつか良い影響があると研究結果も出ています。

歩くことが記憶力に与える影響

歩くことをはじめとした有酸素運動は、全体的な脳の健康と機能を改善することが広く認識されています。中でも歩行は、最も簡単で効果的な方法の一つです。数多くの研究が示すところによると、定期的な歩行は記憶力を含む認知機能の向上に良い影響があるとされています。

この研究では、定期的な有酸素運動が、特に高齢者の記憶力向上に寄与することが確認されました。また、アルツハイマー型認知症や軽度認知障害のリスクを減少させる可能性も示唆されています。(*4)

歩くことの具体的なメリット

記憶力の向上: 歩行により脳への血流が増加し、記憶力を含む認知機能が向上します。

ストレスの軽減: 歩行はストレスを軽減し、心身の健康を促進します。

身体的健康の向上: 心血管系の健康を促進し、生活習慣病のリスクを減少させます。


(*4)参考文献:Aerobic exercise improves cognition and cerebrovascular regulation in older adults


認知症予防に役立つ低酸素トレーニングの可能性

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

最近の研究によると、低酸素トレーニングが認知症の予防に役立つかもしれないという研究結果があります。

2016年にアメリカで発表された研究では、間欠的低酸素運動(IHT)という実際の高地ではなく室内で実施できる低酸素トレーニングが、認知症、特にアルツハイマー病の予防に有効かもしれないとされています。(*3)

間欠的低酸素運動(Intermittent hypoxia training)』とは、つまり通常の酸素濃度よりも低い酸素濃度の環境で一時的に数十分間過ごし、その後、普通の酸素濃度に戻るというサイクルを複数回繰り返してトレーニングを行う方法のことです。

この研究による低酸素トレーニングが認知症予防に期待されている理由は以下の通りです。

血管機能の改善

低酸素トレーニングは脳の血管機能を向上させることが示されています。これにより、脳への血流が改善され、酸素や栄養素が脳細胞に効率的に届けられるようになります。

神経保護効果

研究によると、低酸素トレーニングは神経細胞の保護や新しい神経細胞の成長を促進する可能性があります。これにより、脳の健康が保たれ、認知機能の低下を防ぐことができるかもしれません。

酸化ストレスの軽減

低酸素トレーニングは酸化ストレスを減少させる効果があると考えられています。酸化ストレスは細胞の損傷や老化に関連しており、その軽減は認知症のリスクを低減することに寄与する可能性があります。

一酸化窒素(NO)の増加

低酸素トレーニングは血管内皮細胞からの一酸化窒素の生成を促進します。一酸化窒素は血管の拡張に役立ち、脳の血流を向上させることができます。


難しい言葉が並んでいますが、まとめると低酸素トレーニングは、一定期間、軽度の低酸素環境に身体をさらすことで、脳の血流を改善し、脳細胞の機能を高める効果があると考えられています。

ただし、この方法が高齢者に安全かどうかは、まだ十分に研究されていませんので、全ての人に当てはまるという訳ではないのでご注意を。


(*3)参考文献:Intermittent hypoxia training protects cerebrovascular function in Alzheimer's disease

まとめ

認知症の原因と対策について考察すると、運動不足が大きなリスク要因であることが明らかになりました。

特に有酸素運動、例えばウォーキングや軽いジョギングなどは、認知機能の維持や改善に有効です。

これらの運動は脳の血流を促進し、認知症のリスクを低減することが研究で示されています。

また、日常生活においても、階段の利用や家事などを積極的に行うことで、日々の運動量を増やし、認知症予防に効果を発揮します。

認知症の予防には、適度な運動を習慣にし、健康的な生活を心掛けることが重要です。


京都市内での唯一「低酸素トレーニング」の体験ができるジム”SOLERA”

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

「より楽に、より健康に」をコンセプトとしたジムとして、京都で低酸素トレーニング専門のジムが「高地トレーニングスタジオSOLERA」です。

SOLERAは京都で低酸素トレーニングを提供する唯一の施設として、あなたの健康をサポートします。

四条烏丸のランドマークCOCON烏丸の3階で、地下鉄烏丸線「四条駅」・阪急京都線「烏丸駅」の駅直結でアクセス抜群!

まずは気軽に低酸素トレーニングを”体験”してみませんか?

>>> SOLERAの無料見学・体験はコチラ <<<


カテゴリ:低酸素トレーニング生活習慣病

【新事実】認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

最終更新日:2023年11月19日
認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!
低酸素トレーニングジム SOLERA
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【資格】睡眠栄養アドバイザー
【経歴】アメリカンフットボールのトップリーグであるXリーグで活躍。引退後は世界最大の外資系医療機器メーカーに入社し、脊椎疾患に関わる手術サポートの仕事に従事。治療の最前線での経験とスポーツ経験を活かし、人々の健康寿命延伸を目的に2022年夏に京都・四条烏丸に「高地トレーニングスタジオSOLERA」を開業。人々の健康で充実した人生をサポートするため科学的根拠に基づいた情報を提供しています。

認知症という言葉を聞くと、多くの人が自然に年齢を思い浮かべるかもしれません。

しかし、最近の研究によると、アルツハイマー型認知症の最大の原因は「運動不足」であるとされています。

欧米の研究では、運動を行わない生活が認知機能の低下と直結していることが示されており、「認知症対策」としての運動の重要性が浮き彫りになっています。

本記事では、「認知症予防」における日常の運動の重要性を探り、身近な活動がいかにして記憶力の改善につながるかを解説します。


運動不足が認知症のリスクを高める

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

運動不足が認知症のリスクを高めるメカニズム

運動不足が認知症のリスクを高める主な理由は、身体活動が不足することで脳への血流が減少し、十分な酸素や栄養素が脳に届かなくなることにあります。

この結果、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れ、重要な脳神経栄養因子(BDNF)の生成も低下します。BDNFは、脳の神経細胞の成長と機能の維持に不可欠です。

なんだか難しい言葉が出てくると読むのが嫌になりますよね。。

とにかく、運動をすることで脳の血流と神経機能が促進され、認知症のリスクを減らすことが可能になります。なので適度な運動は、脳の健康を維持し、認知症予防に効果的といわれています!

研究に基づく証拠

フィンランド・ヘルシンキ大学のMika Kivimaki氏らは、身体活動不足が認知症、特にアルツハイマー型認知症のリスク要因となるかどうかを調査しました。(*1)

その結果で特に注目すべき点としては、認知症が始まる前の段階(発症の10年以内)では、運動不足は認知症のリスクを高めるとされています。

しかし、認知症発症の10年以上前に運動量を評価した場合、運動不足が認知症リスクに与える影響は見られませんでした。


(*1)参考文献:Physical inactivity, cardiometabolic disease, and risk of dementia: an individual-participant meta-analysis


生活習慣病と認知症の関係

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

運動不足に関連して、生活習慣病についても認知症と密接に関連しています。

肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、脳血流の低下や血管損傷を引き起こすことがあり、これが認知機能の低下につながります。

特に、糖尿病はインスリン抵抗性を高め、これがアルツハイマー型認知症における神経細胞の損傷に影響を及ぼす(*2)と考えられています。

また、高血圧は脳の血管にダメージを与え、血管性認知症のリスクを増加させます。

生活習慣病の適切な管理と健康的なライフスタイルは、認知症予防の鍵となり得ます。

健康な食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理などを通じて、認知症のリスクを減らすことができるのです。


(*2)参考資料:2型糖尿病におけるインスリン抵抗性がアルツハイマー病脳のアミロイド蓄積を促進するメカニズムを解明(日本医療研究開発機構)


歩くことだけでも記憶力が向上する

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

私たちの日常生活には、健康を維持し、生活の質を向上させるための多くのシンプルな方法が存在します。

その中でも特に注目されているのが、歩くことによる健康効果です。

特に記憶力向上に関してはいくつか良い影響があると研究結果も出ています。

歩くことが記憶力に与える影響

歩くことをはじめとした有酸素運動は、全体的な脳の健康と機能を改善することが広く認識されています。中でも歩行は、最も簡単で効果的な方法の一つです。数多くの研究が示すところによると、定期的な歩行は記憶力を含む認知機能の向上に良い影響があるとされています。

この研究では、定期的な有酸素運動が、特に高齢者の記憶力向上に寄与することが確認されました。また、アルツハイマー型認知症や軽度認知障害のリスクを減少させる可能性も示唆されています。(*4)

歩くことの具体的なメリット

記憶力の向上: 歩行により脳への血流が増加し、記憶力を含む認知機能が向上します。

ストレスの軽減: 歩行はストレスを軽減し、心身の健康を促進します。

身体的健康の向上: 心血管系の健康を促進し、生活習慣病のリスクを減少させます。


(*4)参考文献:Aerobic exercise improves cognition and cerebrovascular regulation in older adults


認知症予防に役立つ低酸素トレーニングの可能性

認知症最大の原因とは?歩くだけでも記憶力は増す!

最近の研究によると、低酸素トレーニングが認知症の予防に役立つかもしれないという研究結果があります。

2016年にアメリカで発表された研究では、間欠的低酸素運動(IHT)という実際の高地ではなく室内で実施できる低酸素トレーニングが、認知症、特にアルツハイマー病の予防に有効かもしれないとされています。(*3)

間欠的低酸素運動(Intermittent hypoxia training)』とは、つまり通常の酸素濃度よりも低い酸素濃度の環境で一時的に数十分間過ごし、その後、普通の酸素濃度に戻るというサイクルを複数回繰り返してトレーニングを行う方法のことです。

この研究による低酸素トレーニングが認知症予防に期待されている理由は以下の通りです。

血管機能の改善

低酸素トレーニングは脳の血管機能を向上させることが示されています。これにより、脳への血流が改善され、酸素や栄養素が脳細胞に効率的に届けられるようになります。

神経保護効果

研究によると、低酸素トレーニングは神経細胞の保護や新しい神経細胞の成長を促進する可能性があります。これにより、脳の健康が保たれ、認知機能の低下を防ぐことができるかもしれません。

酸化ストレスの軽減

低酸素トレーニングは酸化ストレスを減少させる効果があると考えられています。酸化ストレスは細胞の損傷や老化に関連しており、その軽減は認知症のリスクを低減することに寄与する可能性があります。

一酸化窒素(NO)の増加

低酸素トレーニングは血管内皮細胞からの一酸化窒素の生成を促進します。一酸化窒素は血管の拡張に役立ち、脳の血流を向上させることができます。


難しい言葉が並んでいますが、まとめると低酸素トレーニングは、一定期間、軽度の低酸素環境に身体をさらすことで、脳の血流を改善し、脳細胞の機能を高める効果があると考えられています。

ただし、この方法が高齢者に安全かどうかは、まだ十分に研究されていませんので、全ての人に当てはまるという訳ではないのでご注意を。


(*3)参考文献:Intermittent hypoxia training protects cerebrovascular function in Alzheimer's disease

まとめ

認知症の原因と対策について考察すると、運動不足が大きなリスク要因であることが明らかになりました。

特に有酸素運動、例えばウォーキングや軽いジョギングなどは、認知機能の維持や改善に有効です。

これらの運動は脳の血流を促進し、認知症のリスクを低減することが研究で示されています。

また、日常生活においても、階段の利用や家事などを積極的に行うことで、日々の運動量を増やし、認知症予防に効果を発揮します。

認知症の予防には、適度な運動を習慣にし、健康的な生活を心掛けることが重要です。


京都市内での唯一「低酸素トレーニング」の体験ができるジム”SOLERA”

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「より楽に、より健康に」をコンセプトとしたジムとして、京都で低酸素トレーニング専門のジムが「高地トレーニングスタジオSOLERA」です。

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