【脱・根性論】フルマラソン初心者を完走に導く「科学的練習」のステップ
フルマラソンを完走したい――そう思ったとき、多くの初心者が最初に頼ってしまうのが「とにかく走る」「距離を踏めば強くなる」といった根性論的なアプローチです。
しかし、近年の運動生理学やスポーツ科学の研究では、これらの方法が必ずしも最適ではなく、むしろ怪我のリスクやモチベーションの低下を招きやすいことが示されています。
完走に必要なのは“気合”ではなく、身体の仕組みに沿った「科学的な練習設計」です。
特に初心者にとって重要なのは、どんな能力をどの順序で伸ばすかを理解し、適切な強度で継続すること。
心肺機能、乳酸耐性、筋持久力――これらの向上には、それぞれに合ったトレーニングが存在し、適当に走り続けても効率よく伸びるわけではありません。
本記事では、根性に頼らず、科学的根拠にもとづいて着実に完走力を高めるためのステップを体系的に解説します。
「データで納得して練習したい」「無駄なく効率的に完走したい」というあなたのためのロードマップです。
なぜ“根性論”は限界なのか?フルマラソン初心者が陥る典型的な誤り

フルマラソンに挑戦する初心者が最初に抱きやすいのは、「とにかく頑張れば何とかなる」「距離を踏めば踏むほど強くなる」といった根性論的な発想です。
しかし、これは長距離走では大きな落とし穴となります。
人間の身体には適応の限界があり、計画性なく負荷をかけ続けると、想像以上に早くオーバーヒートを起こします。
特に初心者は筋力・心肺機能の基礎が整っておらず、無理をすればするほど怪我や疲労が蓄積しやすい状態にあります。
そもそも、フルマラソンは42.195kmを長時間にわたって走り続ける競技です。
これは身体の各機能が協調して動き続ける必要があり、単純な「頑張り」だけでは完走にたどり着けません。
科学的なトレーニングでは、身体の適応メカニズムを理解し、適切な負荷と回復を繰り返すことで長期的に能力を高めていきます。
しかし根性論的な練習は、この「回復」という視点がほとんど抜け落ちています。
特に、初心者は完走への不安から必要以上に走り込んでしまいがちです。
疲れているのに無理に走る、ペースが乱れて息が上がる、フォームが崩れたまま走り続ける……
これらは怪我につながるだけでなく、効率よく能力が伸びるどころか逆効果です。
まずは根性論に頼るリスクを正しく理解し、科学的な方法論に目を向ける必要があります。
根性頼みの練習が怪我率を上げる理由
根性だけで走り続けると怪我をしやすくなるのは、身体の構造と適応スピードが関係しています。
1つ目の理由は、「心肺機能より筋骨格が遅れて成長する」点です。
走ると心肺機能は比較的早く向上しますが、骨・腱・靭帯はゆっくりしか適応しません。
つまり、“息は上がらないけど脚が痛い”という状態が起きやすく、これが怪我の典型的なパターンです。
2つ目は、「疲れているとフォームが崩れる」という問題です。
走行フォームが乱れると膝、足首、股関節などに無駄な負荷がかかり、ランナー膝(腸脛靭帯炎)、シンスプリント、足底筋膜炎などの怪我につながります。
3つ目は、「練習の質が低下する」ことです。
疲労が蓄積した状態で走っても、正しいフォームや走力が身につくどころか悪い癖が固定化されることがあります。
科学的トレーニングでは、疲労の度合いを数値化したり、強度を調整したりして怪我を防ぎますが、根性頼みの練習ではこれができません。
つまり、「頑張るほど怪我が増える」のが根性論の最大の欠点なのです。
初心者が最初に知るべき「運動生理学」の基本
運動生理学とは、人間の身体がどのように運動し、どのように疲労し、どのように成長するかを科学的に説明する分野です。
初心者が理解しておきたいポイントは以下の3つです。
①超回復の原則
筋肉や心肺は、負荷をかけて一度疲労すると回復する過程で強くなります。
これを「超回復」といい、適切な休息がなければ能力は伸びません。
毎日強度の高い練習をするのは、むしろ逆効果です。
②有酸素運動と無酸素運動の違い
長距離走の基本は有酸素運動です。有酸素能力が高いほど、長時間楽に走れます。
一方で、ペースアップや坂道を走ると無酸素領域に入り、疲労が急増します。
初心者はこの境界を知らないまま走ってしまいがちです。
③疲労は「主観」ではなく「数値」で管理するべき
心拍数、ペース、走行時間、主観的運動強度(RPE)などを使うと、自分の疲労度を客観的に把握できます。
根性論は感覚に頼りがちですが、科学的練習ではこうした数値を基準に負荷を調整していきます。
科学的練習の全体像|完走に必要な3つの能力とは

フルマラソンを完走するためには、次の3つの能力が必要です。
- 有酸素持久力(心肺機能)
- 乳酸閾値(LT値)
- 筋持久力(脚が止まらない身体)
これらは単独で伸ばすのではなく、段階的に積み上げていくことで最大の効果を発揮します。
有酸素持久力(心肺機能)
有酸素持久力は、長く走り続けるための基盤です。
具体的には「ゆっくり長く走れる能力」であり、初心者に最も不足している部分でもあります。
有酸素が育つと、同じペースでも心拍数が低くなり、疲れにくくなります。
ジョギングや長めの距離走がこの能力を伸ばすのに最適です。
乳酸閾値(LT値)
LT値とは、「乳酸が急増するギリギリの強度」のこと。
ペース走やテンポ走で鍛えることができます。
LT値が高いほど、速いペースでも長く維持できます。
フルマラソンでは30km前後で急にペースが落ちる「失速」の原因が、このLT値の低さであることも多いです。
筋持久力(脚が止まらない体づくり)
フルマラソンの後半で多くの人が悩むのが、「脚が前に出ない」「太ももやふくらはぎがつる」という現象です。
これは筋持久力不足が原因です。
スクワット、ランジ、坂道走などを取り入れることで脚が後半まで粘りやすくなります。
ステップ1|まずは基礎体力の“土台づくり”から始める

初心者に最も必要なのは、「低強度で長く動ける体」をつくること。
この段階をすっ飛ばしていきなりスピード練習を行うと、ほぼ確実に怪我をします。
初心者が最初に取り組むべき「低強度・高頻度」トレーニング
低強度とは、会話ができるレベルのゆっくりしたジョギング(心拍数60〜70%)。
これを週3〜5回、こまめに積み重ねることで有酸素基盤が安定します。
週何回・どのくらい走るべきか(データに基づく目安)
初心者の標準的なメニューは以下の通りです。
- 週3〜4回
- 1回30〜60分
- 会話可能なペース(キロ7〜8分でもOK)
- 2週間ごとに走行時間を10%増やす
これだけでも心肺機能は着実に向上します。
ステップ2|効率よく走力を伸ばすための「インターバル」「テンポ走」

基礎ができたら、ようやくスピード系の練習に入ります。
なぜインターバルで心肺が劇的に伸びるのか
インターバル走は「短い全力区間+休憩」を繰り返す練習で、心肺への刺激が大きいのが特徴です。
研究でも、VO2max(最大酸素摂取量)が効率よく向上することが示されています。
テンポ走で乳酸耐性を高めるメカニズム
テンポ走は「ややきついけど続けられるペース」で20〜30分走る練習。
乳酸が処理される能力が向上し、後半に失速しにくくなります。
ステップ3|30km以降も歩かないための“脚づくり”

フルマラソンの最大の壁、「30km以降の失速」を防ぐには脚づくりが欠かせません。
科学が示す「30kmの壁」の正体
主な原因は以下の通りです。
- グリコーゲン枯渇(エネルギー不足)
- 筋繊維の損傷(脚が重い)
- フォーム崩れ(疲労の蓄積)
科学的トレーニングでは、これらを予測し対策を講じていきます。
完走率を上げるための“筋持久力トレーニング”
- スクワット
- ランジ
- レッグカール
- 坂道走
- 階段トレーニング
これらを週2回取り入れるだけで後半の踏ん張りが大幅に改善します。
怪我予防も科学的に|初心者が取り入れるべき補強トレーニング

怪我を避けることは、走力を伸ばすことと同じくらい重要です。
股関節・体幹の弱さがフォームを崩す理由
股関節や体幹が弱いと、姿勢がブレて膝や足首に負担が移動します。
特に多いのが、着地時に膝が内側に入る「ニーイン」です。
最も効率の良い補強メニュー
- クラムシェル
- プランク(前・横)
- ヒップリフト
- ヒップヒンジ
これらは研究でも“ランナーの怪我予防効果が高い”と報告されています。
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高地トレーニングは「短時間で心肺機能を引き上げる」科学的メソッドです。
高地環境が心肺機能を高める科学的メカニズム
高地環境では酸素濃度が低く、身体はより多くの酸素を取り込もうと適応を始めます。
これにより…
- 血中ヘモグロビン増加
- 毛細血管の発達
- 心肺機能の効率化
といった変化が短期間で起こります。
初心者が短期間で伸びる理由
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実際に…
- 2週間で心拍数が平均5〜10%低下
- 30分走の平均距離が15〜20%増加
- 息の上がりにくさを実感した利用者が90%以上
といったデータが出ています。
Live High–Train Low(LH–TL)
フルマラソンは、根性だけでは突破できない壁が必ず現れます。
しかしその一方で、科学的に正しい方法で準備を進めることで、誰でも確実に完走へ近づけるスポーツでもあります。
大切なのは、「頑張り方」を間違えないこと。
今日の小さな一歩が、42.195kmという大きなゴールにつながっていきます。
あなたの足は、まだ伸びしろだらけです。焦らず、丁寧に、そして確実に。
一緒に、完走まで駆け抜けていきましょう。
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